
こんにちは。ちいかわ通信のmiwaです。
最近、「ちいかわ」と「でんぢゃらすじーさん」って一緒に検索されているのをよく見かけませんか? 私も最初、「え、この二つがどういう関係?」ってすごく気になりました。
もしかしてコラボしたのかな?とか、なんだか雰囲気は違うけど似てるところがあるの?作者は同じ人?とか、中には『Aさん事件』なんて気になるキーワードも…。
実はこの話題の核心、じーさんの新作『めちゃかわ でんぢゃらすじーさん』というパロディ作品にあるみたいなんです。
この記事では、そんな「ちいかわ」と「でんぢゃらすじーさん」の関係について、パロディの真相や新作はどこで読めるのか、そして二つの作品が「似てる」と言われる意外な共通点まで、詳しく調べてみました!
- ちいかわとじーさんの関係(コラボかパロディか)
- 新作『めちゃかわ』の詳細と閲覧方法
- 作者(ナガノ氏・曽山一寿氏)の違い
- 二作品が「似てる」と言われる理由
『めちゃかわ でんぢゃらすじーさん』はパロディ?
まず結論からお話しすると、「ちいかわ」と「でんぢゃらすじーさん」の間に公式なコラボ(キャラクターが共演したり、共同でグッズを出したり)はありませんでした。(2025年11月現在)
では、なぜこんなに話題になっているのかというと、その真相は「じーさん側によるパロディ」にあるようです。
ここで話題の中心になっているのが、『めちゃかわ♡でんぢゃらすじーさん』という新連載なんです。まずは、このパロディ疑惑(?)の核心と、関連する疑問について一つずつ見ていきましょう。
ちいかわとじーさんのコラボはあった?
改めてになりますが、現時点で両作品が公式に「コラボ」したという事実は確認できませんでした。
もし公式コラボだったら、それはそれですごいニュースですけどね(笑)
皆さんが「コラボ?」と検索してしまう背景には、次に紹介する『じーさん』の衝撃的な新連載が始まったことが大きく関係しています。
『めちゃかわ♡でんぢゃらすじーさん』とは
『めちゃかわ♡でんぢゃらすじーさん』というのは、『でんぢゃらすじーさん』の現行の“新”シリーズのタイトルです。
2025年10月14日発売の『月刊コロコロコミック』11月号から連載がスタートしました。前作の『なんと! でんぢゃらすじーさん』が9月に終わった直後、間髪入れずに始まった新シリーズなんですよ。
このタイトル…どこからどう見ても『ちいかわ』(なんか小さくてかわいいやつ)を意識してますよね(笑)
パロディだと分かるポイント
- タイトルロゴに、従来の『じーさん』にはなかった「♡(ハートマーク)」が入っている。
- 新連載を報じたネット記事(電撃オンラインさん)の見出しに、ちいかわ構文の「【ワァ…】」が使われている。
- さらに記事本文でも「なんかじーさんがかわいいやつ!」と言及されている。
- 作者の曽山一寿先生がX(旧Twitter)で公開した告知画像が、いつもの画風と違う「かわいく」デフォルメされたじーさんだった。
もうこれは「間違えちゃった」とか「たまたま似た」ではなく、明確な意図を持ったパロディと断言してよさそうです。
パロディ新作はどこで読める?
この話題の『めちゃかわ♡でんぢゃらすじーさん』ですが、以下の媒体で読むことができます。
- 『月刊コロコロコミック』(2025年11月号から連載中)
- 『週刊コロコロコミック』(Webサイト)
特に『週刊コロコロコミック』の公式サイトでは、2025年11月号に掲載された第1話が無料で公開されていました!
「どんな内容か気になる!」という方は、まずはこちらでチェックしてみるのが早いかなと思います。
作者はナガノ氏と曽山一寿氏?
これだけ似ている(似せている)と、「もしかして作者は同じ人?」「ちいかわのナガノ先生が別名義で描いてるの?」なんて疑問も浮かんできますよね。
ですが、両作品の作者はまったくの別人です。
- 『ちいかわ』の作者:ナガノ氏
- 『でんぢゃらすじーさん』の作者:曽山一寿(そやま かずとし)氏
真相は、「『でんぢゃらすじーさん』の作者である曽山一寿氏が、『ちいかわ』の作者ナガノ氏の作品をリスペクト(?)して、パロディ新作を描いた」ということですね。
『絶体絶命』と『めちゃかわ』の関係
検索していると『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』というキーワードも出てきます。
「『めちゃかわ』と『絶体絶命』って何が違うの?」と混乱するかもしれませんが、これはどちらも同じ『でんぢゃらすじーさん』シリーズのタイトルです。
『絶体絶命〜』は、2001年から始まった初代シリーズのタイトルですね。その後も『なんと!〜』などタイトルを変えながら続き、その最新シリーズが今回の『めちゃかわ♡〜』というわけです。
長く続いているシリーズだからこその変化、ということみたいです。
『めちゃかわ』のなんJでの評判は?
これだけ攻めたパロディだと、ネットでの反応も気になるところですよね。
「なんJ」(5ちゃんねるの「なんでも実況J板」が由来のネットスラング)といった匿名掲示板やSNSでの評判を私もちょっと覗いてみたんですけど、やっぱり「これ(いろんな方面に)怒られない?(笑)」「大丈夫?」といった心配の声と、「攻めてる」「普通に面白い」「こういうの大好き」といった好意的な声が入り混じっている感じでした。
良くも悪くも、話題になっている証拠かなと思います。
ちいかわとじーさんのAさん事件の真相
最後に、検索候補に出てくる「Aさん事件」というキーワードについてです。
私も気になって調べてみたのですが…。
結論として、『ちいかわ』または『でんぢゃらすじーさん』に関連する「Aさん事件」という事実は一切確認できませんでした。
両作品の情報を調べても全く出てきませんし、Web上やSNSでも具体的な情報源が見つかりませんでした。
これは、全く関係のない別の出来事が誤って紐づけられてしまった「検索ノイズ」か、あるいは「事実無根のデマ情報」である可能性が非常に高いです。安心して作品を楽しんでくださいね。
ちいかわとでんぢゃらすじーさんが似てる理由
『めちゃかわ』が意図的に「似せている」パロディだ、というのは分かってきました。
でも、そもそも「なぜ『じーさん』は数ある人気作品の中から『ちいかわ』をパロディの対象に選んだのか?」という疑問が残りませんか?
ただブームだから、というだけじゃなく、実はこの二つの作品、根っこの部分に意外な「共通点」があるみたいなんです。
意図的なパロディだから似てる
まず大前提として、「似てる」理由の一番は、これまでお話ししてきた通り、『めちゃかわ♡でんぢゃらすじーさん』が『ちいかわ』に意図的に「似せている」からです。
タイトル、ロゴの「♡」、告知の「【ワァ…】」など、全てがパロディ元(ちいかわ)を連想させるように作られています。
でも、それだけじゃない「本質的な共通点」が、このパロディをさらに面白くしているんだと私は思います。
両作品の共通点「不条理」とは
その共通点とは、ズバリ「不条理」というテーマです。
「え、あの『ちいかわ』と、あの『じーさん』が?」と思うかもしれませんが、どちらの作品も「普通じゃありえないこと」「理不尽なこと」が当たり前に起こる世界を描いています。
ただし、その「不条理」の性質…つまり、ベクトルがまったくの正反対なんです。
ちいかわの「受動的な不条理」
『ちいかわ』の本質って、ただ可愛いだけじゃなく、「こんなにかわいい子たちが、なぜか過酷な現実に直面させられる」という部分にあると私は思っています。
- 「草むしり」や「討伐」といった労働に従事しないといけない。
- 資格(草むしり検定など)の有無で生活レベルに差があるシビアな社会。
- そして何より、理由もなく恐ろしい怪異(あのこ、など)に不可逆的に変異してしまう恐怖。
ちいかわ達は、この世界の理不尽(怪異、労働、変異)に対して基本的に無力で、「受動的」です。この「かわいい世界に潜むダークファンタジー」こそが、『ちいかわ』の「不条理」なんですよね。
じーさんの「能動的な不条理」
一方、『でんぢゃらすじーさん』の「不条理」は、論理の飛躍そのものを「笑い」に変える革新的なギャグの手法にあります。
- 「まっ最中かよっっ!」といった、状況の異常性を言語化する鋭いツッコミ。
- ハイテンションなギャグの直後にページ全体を「余白」にするなど、マンガの文法自体を破壊するメタ的な構成。
『じーさん』の不条理は「能動的」です。じーさんという理不尽の権化が、世界のルール(物理法則や常識、マンガのコマ割りさえも)を意図的に破壊していきます。
作風の比較:恐怖と爆笑
こうして見ると、二つの作品の違いがハッキリしますね。
『ちいかわ』と『じーさん』の比較表
| 比較項目 | ちいかわ | でんぢゃらすじーさん |
|---|---|---|
| 作者 | ナガノ氏 | 曽山一寿氏 |
| ジャンル | キャラクターコンテンツ、ダークファンタジー | ギャグ漫画 |
| 「不条理」の性質 | 受動的・実存的(理不尽な世界に翻弄される) | 能動的・破壊的(理不尽な行動で世界を破壊する) |
| コアテーマ | 労働、格差、変異の恐怖、友情 | 論理の飛躍、メタ的ギャグ、鋭いツッコミ |
| 両者の関係 | パロディの対象 | 『めちゃかわ♡』で『ちいかわ』をパロディ |
「理不尽な目に遭う(恐怖)」の『ちいかわ』と、「理不尽を引き起こす(爆笑)」の『じーさん』。
同じ「不条理」を扱いながらも、ベクトルが正反対なんです。
ちいかわとでんぢゃらすじーさんの関係まとめ
最後に、今回の調査結果をまとめます。
「ちいかわ」と「でんぢゃらすじーさん」の間に、公式なコラボレーションはありませんでした。
話題の真相は、『じーさん』の作者・曽山一寿氏が『ちいかわ』を大胆にパロディした新連載、『めちゃかわ♡でんぢゃらすじーさん』を開始したことによります。
そして、このパロディがなぜ面白いのかというと、単にブームに乗っただけでなく、「受動的な不条理(恐怖)」が魅力の『ちいかわ』の世界観を、「能動的な不条理(爆笑)」の『じーさん』が取り込むという、本質的な作風のギャップがあるから、と分析できます。
正反対だからこそ生まれる化学反応(?)ですよね。
『めちゃかわ』で、あのじーさんがどんな風に「かわいく」なっているのか、ぜひチェックしてみてくださいね!
